待ちに待った運動会
先週土曜日は、娘の通う保育園の運動会でした。
コロナ対策で、学年別入れ替わり制での開催。園の運営の方々の工夫や努力が見られました。そして今年初めて観に行けて本当に良かったなあと、有り難く思いました。
昨年の状況
昨年は、開催スタイルは同様でしたが、参観できる保護者は1名のみ。2人行ける保護者の方々にとっては辛い選択だっただろうなと思います。
我が家の場合は、選択の余地なく夫参加でした。
車いすの私1人では、行けないですから。
娘への愛情があっても、この辺りは結構ドライな私。しっかり動画を撮ってくれて大満足でした。
園のバリアフリー状況と先生の対応
私が車いすで、初めて保育園の運動場に入るということで、色々とお気遣いいただきました。
駐車場は、建物・グラウンドのすぐ側に15台程度置ける駐車場で最も入口に近い所を案内くださいました。
車いすで園の敷地内に入るときは、門のレール2つのちょっとした段差を通り、土のあるグラウンドへ。
すぐ左手には教室棟があり、テラスへと階段を2段上がった所で検温・消毒をするところを、上がる事なく機械を持って来てくださいました。
駐車場からグラウンドへはすぐで距離もとても近く、車を降りてから車いすで応援に行くには快適でした。
教室のほうへは自分で車いすで上がるのは少し難しそうでした。今回は上がる必要はありませんでしたが、上がる時があるとしたら車いすごと2人がかりで運んでいただく事になりそうです。
既に娘がこの保育園に通い始めて2年目なのに、初訪問の私。日頃お会いできない分、声をかけてくださる園の方の多いこと!
娘の日頃の様子など、さくっとお話くださったりして、本当に有り難いことばかりでした。
運動会の様子
運動会は3種目。クラス全員での踊りと徒競走、そして親子でダンス。
クラス全員では、両手にポンポンを持ってのダンス。キラキラした色が反射して園児たちの楽しさも一緒に伝わってくるようでした。
徒競走は、3グループに分かれて競いました。リングバトンを遠くにあるコーンに貼り付けた虫の絵にタッチし、戻ってきて次の人へ。遅れた子の分を速い子が取り戻すという場面も見られ、思わず声を上げました。
最後は親子でダンス。手を繋いで動いたり、手を合わせてたたいたり。ぐるぐるまわったりぎゅーっと抱きしめたり。音楽に合わせてスキンシップたくさんしながらのダンスでした。どの子もとても嬉しそうでした。
最後は首にかけるメダルなどをもらって子ども達は大喜び。小規模ならではの楽しい時間でした。
娘の反応
運動会前は、「おかあさん、くる?」と聞いたりしていました。お父さんお母さんの両方に来てもらいたい気持ちが強かったようです。
私が行かなくてもいい?と聞くと「きてほしい」と言ってくれました。
運動会前からずーっと歌ったり踊ったりしていた娘。両親に見てもらいたいという気持ちが強かったようです。
そして当日。親の姿を見るたびに笑顔になる娘。
終わって帰った後は、「運動会楽しかった。またやりたい。」の言葉を何度も何度も言っていました。
運動会を経て感じたこと
子どもは素直で、本当に親のことが大好きなんだな〜と実感しました。
そして、子どもはいつでも親を幸せにしてくれる存在なんだなと改めて感じました。
普段どんなに叱っていても、どんな親でも、です。
娘は幼いながらも私が車いすに乗っていたり、他のお母さん達とは違うことを肌で感じ取っています。そして私ができない床に落としたものを拾うとか、車いすを嫌がるどころか面白がって乗ってきたり、ということをごく自然にしています。
私が子どもの頃の1980年代は、まだまだ障害に対する理解が進んでいませんでいた。障害のある家族がいると、恥ずかしいとか、そんな時代もありました。
今の社会は、バリアフリー化や障害者への理解が進んで、世間の目は温かくなってきているので、有難いことです。
車いすやその他身体等が不自由であっても、環境は少しずつ整えられているので、思い切って外に出ることは大事だなと思いました。
自然の良い空気や太陽の光を浴びて、身体を癒すことはリラックスにも繋がり、そのリラックスが免疫力を上げて治癒に向かうのだろうと感じています。